パソコンがフリーズ!
対処法と原因をわかりやすく解説
2024.01.16(TUE)
2024.01.16(TUE)
パソコンを使っていると、急に操作ができなくなる「フリーズ」を起こすことがあります。そんなとき、焦って再起動すると、せっかくそれまで行っていた作業のデータが 再起動ボタンを押してしまう人も多いかと思います。しかし、それはおすすめできません。なぜなら、適切な対処をしないと、データの損失やさらなるトラブルの原因となる可能性があるからです。この記事では、フリーズした際の正しい対処法や、その原因、さらにはフリーズを未然に防ぐための方法をわかりやすく解説していきます。
パソコンが操作できない…フリーズとはなに?

フリーズとはパソコンが動作を受けつけず、まったく反応しない状態のことをいいます。キーボードやマウスなどで操作をしても、文字の入力ができない、カーソルが動かないといった状態です。凍ったようにパソコンが動かないことから、英語のfreezeからそう呼ばれています。凍る、固まると表現することもありますが、同じ状態を指します。
フリーズには一時的に動作が止まる程度のものから、完全にパソコンが動かなくなるものまで、さまざまな状態があります。ひと言でフリーズといっても症状は多岐にわたるのです。
フリーズが起こると作業が中断してしまったり、これまでの作業データが消えてしまったりします。パソコンのフリーズについて詳しく解説します。
注意!すぐに再起動やシャットダウンしない!
パソコンがフリーズしたときに、焦ってすぐ再起動やシャットダウンをしようとする人もいるでしょう。しかし、それはちょっと待ってください。なぜなら、フリーズしているように見えても、実はパソコンがまだ動いていることがあって、完全に止まっているとは限らないからです。
パソコンの動作中に再起動やシャットダウンをすると、パソコンが故障したり、保存しているデータが破損したりするおそれがあります。
また、作業中のまだ保存していないデータが失われてしまうかもしれません。フリーズしてもすぐに再起動などをせずに、適切に対処しましょう。
パソコンがフリーズしたときの対応方法

パソコンがフリーズしたときに、適切な対処法を知っていれば慌てて再起動することなく、データの損失などを最小限に抑えられます。フリーズしてしまったときに、どういった対処をすればよいのか、わかりやすく解説します。
すぐに強制終了や再起動をしない
パソコンがフリーズして操作を受けつけなくなったからといって、すぐに再起動をしてはいけません。なぜならフリーズが一時的なもので、パソコンそのものは問題なく動作していることがあるのです。もし再起動してしまうと、いままで行っていた作業中のデータが失われてしまいます。
これまでの作業が無駄にならないように、まず本当にフリーズしているのか、それとも一時的にフリーズしているように見えているだけなのかを見極めることが大切です。
しばらく時間をおいて様子を見る

フリーズしても焦ることなく、まずは落ち着いて、しばらく時間をおいて様子を見ましょう。フリーズしているように見えても、実はパソコンが複雑な処理を行っているだけで、時間が経てばもとに戻ることがあるためです。
大きなデータを扱っているときや、多くのソフトを同時に動かしているとき、パソコンに過大な負荷がかかって処理が重くなってしまうことがあります。そういったとき、パソコンがフリーズしているかのように見えるのです。まずは少しだけ、様子を見てみましょう。
ストレージのアクセスランプをチェック
フリーズしたときにいまの状態を確かめる手がかりとして、ストレージのアクセスランプを確認する方法があります。アクセスランプが点滅している場合、ストレージへの読み書きが行われていることを示しています。つまり、フリーズしているように見えても、ストレージが大量のデータを処理している可能性が高いのです。
アクセスランプが点滅しているとき、パソコンはフリーズしておらず、何らかの処理をしていると考えてしばらく置いておくことをおすすめします。
マウスやキーボードが反応する確認する
パソコンがフリーズしているかどうかを判断する方法として、マウスやキーボードの動作を確認することができます。
まず、マウスを動かしてマウスカーソルが画面上で動くかを確かめてみましょう。カーソルがまったく動かない場合、フリーズしていると考えられます。次に、キーボードのキーを押してみましょう。キーボードのキーを押したときに文字入力ができないだけでなく、エラー音が鳴るのであれば、フリーズしていると考えてもよいでしょう。
タスクマネージャーを起動する
マウスカーソルは動くのに、何の操作もできないといった症状であれば、タスクマネージャーを起動してみましょう。タスクマネージャーを起動するのも、フリーズしているかどうかを確認するひとつの方法です。
タスクマネージャーを起動すると、現在動作しているソフトなどのリストが表示されます。ここで「応答なし」と表示されているソフトがあれば、それがフリーズの原因となっていると考えられます。また、CPUやメモリの使用率が異常に高い場合も、そのソフトがシステムに負荷をかけていることを示しています。
Windowsを再起動する
フリーズの状態が解消されなければ、ついにWindowsを再起動することになります。Windowsが操作を受けつける状態であれば、スタートメニューから再起動を行ってください。しかし、Windowsが操作できない状態であれば、パソコン本体の機能を使って再起動することになります。多くのパソコンは、電源ボタンを長押しすることで電源を落とせます。
このとき、電源ケーブルを抜いてパソコンの電源を落とすのは避けてください。パソコン本体が大きな負荷がかかり、故障する原因になります。
パソコンがフリーズする原因と対処法

パソコンがフリーズする原因は、ひとつだけではありません。メモリの不足、ソフトの不具合、パソコン本体の故障など、さまざまなものが考えられます。いくつもあるフリーズの主な原因と、対処法を詳しく解説していきます。
メモリが不足して処理が遅れている
メモリは一時的にデータを保管するパーツで、スムーズにデータを処理するにはある程度の容量が必要です。メモリの容量が不足したときは、データはストレージへ保管されることになります。ストレージはメモリと比べるとデータへのアクセスに時間がかかるため、データへのアクセス頻度が高い場合は処理に時間がかかってしまい、パソコンがフリーズしているように見えるでしょう。
しかしメモリ不足によるフリーズはデータの処理に時間がかかっているだけなので、完全にフリーズしているわけではありません。多くの場合は待っているうちにデータの処理が終わり、再び操作できるようになります。まずは待つことが大切です。
メモリの不足を防ぐには、同時に起動するソフトを最低限に抑えることが大切です。また、不要なソフトを削除して、メモリの空き容量を増やすことも効果的です。パソコンの快適な動作を保つために、メモリに負荷がかからない使い方を心がけましょう。
マウス、キーボードの故障または電池切れ

マウスやキーボードの反応は、フリーズの判断をする重要なポイントです。ところが、フリーズではなく、マウスやキーボードが反応していないだけ、ということがあります。特にBluetoothで無線接続しているマウスやキーボードは、電池が切れたり、接続が途切れたりするとパソコンが反応しなくなります。
この状態になったときは、ほかのマウスやキーボードと入れ換えてパソコンを操作できるかどうか確かめてみましょう。パソコンそのものがフリーズしているわけではないので、マウスを入れ換えたら問題なく操作できるようになります。あとは電池を交換したり、Bluetoothの再接続をしたりして再び使えるようにしてください。
また、マウスやキーボードは長く使っているうちに故障することがあります。そういった事態に備えて、あらかじめ予備のものを用意しておくとよいでしょう。
ソフトの動作に異常が起こっている
使用しているソフトに異常が起こると、パソコンがフリーズすることがあります。たとえば、特定のソフトを起動したとき、ある操作を行ったときにパソコンが反応しなくなるという場合、そのソフトに問題があると考えられます。
しかし、たまたま一度だけフリーズしたのであれば、再起動すれば問題が解決することが多いです。ソフトをタスクマネージャーで終了させて、再び起動すれば問題なく動作するでしょう。
ところが、何度も同じ条件でフリーズが起こるのであれば、ソフトに問題があると考えられます。多くの人で同じ問題が起こっているのであれば、ソフトメーカーが対策をしているはずです。ソフトメーカーのWebサイトへアクセスして、ソフトの最新版や修正版が用意されていないか確認しましょう。それでも問題が解消しない場合、ソフトの再インストールを検討してください。
パソコンが熱暴走してしまっている

パソコンのなかでもCPUが高温になりすぎると、熱暴走という現象が起こってフリーズや突然のシャットダウンが発生することがあります。熱暴走が起こらないようにパソコンには、ヒートシンクや冷却ファンなどの冷却機能が備わっています。ところが吸気口がふさがっていたりファンの回転が悪くなったりすると、うまく冷却できないようになってパソコンが熱暴走を起こしてしまうのです。
熱暴走によるフリーズが疑われる場合、まずパソコンを安全に終了させ、しばらくのあいだ電源を切って冷えるのを待ちましょう。そして、パソコンの置き場所を見直すことも大切です。たとえば、ノートパソコンをベッドやクッションの上に置いて使用すると通気が悪くなり、内部に熱がこもりやすくなります。パソコンを通気のよい場所に移動させ、熱を効果的に逃がす対策をとりましょう。
コンピューターウイルスに感染している
コンピューターウイルスは、パソコンの動作に異常をもたらす悪意のあるプログラムのひとつです。ウイルスに感染するとパソコンがフリーズするだけでなく、データの消失や個人情報の流出など、さまざまなトラブルに見舞われることになります。急にパソコンの動作が遅くなるなど、コンピューターウイルスに感染するとさまざまな症状があらわれます。感染の疑いがあるときは、まずインターネットの接続を切り、セキュリティソフトを使用してウイルスチェックを行いましょう。
コンピューターウイルスが検出された場合は、セキュリティソフトの指示に従ってプログラムの隔離または削除を行います。あわせて定期的にセキュリティソフトのアップデートを行うことで、新しいウイルスからもパソコンを守れるようなります。安全にパソコンを使うには、コンピューターウイルスへの対策が欠かせません。
ストレージが劣化している
ストレージの劣化もフリーズの原因になります。特にハードディスク(HDD)は長く使うことで劣化が進み、動作が遅くなったり、データへのアクセスに失敗したりといった症状が出てきます。こういったストレージの劣化症状が、パソコンがフリーズしているように見えることがあるのです。ストレージの劣化を解決するには、ストレージそのものの交換をする必要があります。ただしストレージの交換には、専門的な知識や技術が必要になるため、一般的なユーザーにはおすすめできません。
劣化が進んでいると感じたら、ストレージではなくパソコンそのものの買い替えを検討するのが無難です。ストレージの劣化は5年を目安に起こるので、ちょうど買い替えるタイミングになっていることが多いです。買い替えることで、フリーズしない快適なパソコンを手にできるでしょう。
Windowsに異常が起こっている
Windowsを長く使用していると、さまざまな原因で不具合が発生することがあります。使用しているうちにファイルを破損したり、Windowsに不具合があったりして、Windowsそのものがフリーズの原因になってしまうのです。
頻繁にフリーズが発生するようになったら、まずはWindowsのアップデートを確認しましょう。最新のアップデートには、不具合を修正するプログラムが含まれていることが多いです。また、Windowsには「システムの復元」という機能があり、これを使用することで、不具合なく使えていた以前の状態へ戻せます。
それでも問題がない解消しないのであれば、Windowsを再インストールすることで、最初の状態に戻すこともできます。ただし、再インストールを行うと、データが失われるおそれがあるため、事前にバックアップを取ることが大切です。
ハード的な問題が起こっている
パソコンがフリーズする原因には、ハードそのものの問題も考えられます。長年使用していたり、強い衝撃を受けたことがあったりする場合、パソコンのハードそのものが破損しているかもしれません。内部のパーツの劣化や接続部分のゆるみなど、さまざまなことが考えられます。
こういったハードの問題はソフトのアップデートや再インストールでは解決できないため、修理を検討する必要があります。しかし、修理には費用がかかることもありますし、完全には直らないこともあります。
5年以上使用しているパソコンであれば、技術の進化や部品の劣化を考慮すると、新しいパソコンへ買い替えたほうがコストパフォーマンス的によいことも多いでしょう。新しいパソコンは、性能が向上しているうえに、技術的な工場もあって安心して使用できます。
フリーズを防ぐためにできること

パソコンのフリーズはメンテナンスや設定の見直し、適切な使い方を心がけることで発生を防ぐことが可能です。フリーズを未然に防ぐ方法や、パソコンを長持ちさせるポイントについて紹介します。
ソフトを必要以上に起動しない
メモリは一時的にデータを保管し、高速で処理できるようにサポートしています。多くのソフトを同時に起動したり、Web ブラウザでたくさんのタブを同時に開いたりするとメモリの容量が不足してしまい、動作が遅くなるだけでなくフリーズしてしまうことがあります。
そのため、使用していないソフトは終了させる、必要なものだけを起動するという習慣をつけることが大切です。これにより、メモリの使用量を抑え、スムーズな動作を維持することができます。
通気性のよい場所にパソコンを設置する
パソコンは動作中に熱を発生させます。この熱がこもると、パソコン内部の温度が上昇し、動作が不安定になったり、フリーズの原因となったりします。密閉された場所や通気性の悪い場所にパソコンを置くと、熱がこもりやすくなります。
そのため、パソコンを設置する場所は、通気性がよく、風通しのよい場所を選ぶことが大切です。また、ホコリが少ない場所に置くことで、冷却ファンにホコリが詰まりにくくなり、パソコンを冷やす効果が持続します。
長時間パソコンを起動させたままにしない
パソコンを長時間、起動させたままにしていると、ストレージをはじめとするパーツに負荷がかかります。こういった状態が続くとパソコンの寿命を縮めるだけでなく、動作が不安定になることもあります。こういった積み重ねは、フリーズを起こす原因にもなるでしょう。
数時間以上パソコンを使わないときや夜間などは、電源を落とすか、スリープモードにすることをおすすめします。これによりパソコンへの負荷を軽減し、フリーズを予防することができます。
ストレージの空き容量を10~15%に保つ
ストレージの空き容量が不足すると、パソコンの動作に影響が生じることがあります。メモリが不足して保管できなかったデータはストレージに保管されるため、空き容量が不足すると動作に影響を生じるのです。
一時ファイルやキャッシュなどのデータを保存するスペースが足りなくなると、データの読み書きに時間がかかり、結果としてフリーズや動作の遅延が生じます。このような問題を防ぐため、最低でもストレージの10~15%は空き容量として確保しておきましょう。
セキュリティソフトを導入する

インターネットを利用していると、コンピューターウイルスなどさまざまな被害を受けるリスクがあります。パソコンが正常に動作しなくなったり、フリーズしたりといった悪影響を受けることがあり、コンピューターウイルスの感染を防ぐためにセキュリティソフトは欠かせません。
リアルタイムでデータの監視をするセキュリティソフトであれば、不用意な操作にも対応してくれるので安心です。定期的なセキュリティソフトのアップデートを忘れずに行い、最新の脅威にも対応できるようにしましょう。
ソフトやWindowsのアップデートをこまめにする
ソフトやWindowsのアップデートは、新しい機能の追加だけでなく、不具合やセキュリティの問題を修正するためにも行われます。ソフトに原因のあるフリーズや動作の遅延などは、アップデートによって解消されることもあります。そのため、こまめにアップデートを行うことで、パソコンの動作を安定させられるでしょう。
また、アップデートを放置してしまうと、セキュリティの問題が残ったままになるため、コンピューターウイルスなどに感染するおそれがあります。
パソコンが古い場合は買い替えを検討する
パソコンが古くなると新しいソフトやアップデートに対応できなくなり、動作が遅くなったり、フリーズしやすくなったりします。購入から5年以上経過しているパソコンは、技術の進化やパーツの劣化により、そのまま使い続けるのが難しいことが多いです。
そのため、フリーズや動作の遅延が頻繁に発生するようであれば、新しいパソコンへの買い替えを検討することをおすすめします。新しいパソコンは性能が高いうえに、新しい技術にも対応しているため、快適かつ安心して使えるでしょう。
NEC Directの最新パソコンをおすすめ
パソコンの買い替えをするのなら、NEC Directがおすすめです。NEC Directでは自分の好みや用途に合わせてカスタマイズできるため、いま不満に感じているポイントを解消したパソコンを手にできるのです。さまざまなパソコンを比較、検討して、自分にぴったり合ったものを選びましょう。
LAVIE Direct N15 Slim

LAVIE Direct N15 Slimは、厚さは約17.9mmというスリムでスタイリッシュなデザインが特徴のノートパソコンです。また、大きめの15.6型の液晶ディスプレイは、目に優しく、長時間の作業に集中したい人にぴったりでしょう。
高性能CPUや大容量ストレージなどを搭載した、ハイエンドパソコンへのカスタマイズが可能なのもポイントです。データの処置待ちなどがほとんどなく、作業がスムーズに行えるので快適にパソコンを使えるでしょう。キーボードがテンキーを搭載しているのも、うれしいところです。
LAVIE Direct A23

LAVIE Direct A23はセッティングしたらすぐに使える、一体型のデスクトップパソコンです。一体型パソコンなのでディスプレイと本体の設置スペースを考える必要はなく、広々とデスクを使えるのが魅力です。ノートパソコンよりも大きな23型ディスプレイで、快適に作業をしたい人におすすめです。
ビジネスだけでなく、エンタメ機能が充実しているのもLAVIE Direct A23のポイントです。臨場感あふれるYAMAHAサウンドシステムを採用しているため、大迫力で映像を楽しむことができるでしょう。TVチューナーを搭載すれば、TVの視聴、録画も可能です。
お得なセールを見逃さないようにチェック!
アウトレットセールはパソコンをお得な価格で購入できるため、安くパソコンを買いたい人はぜひアクセスしてください。ときには購入を検討していたパソコンが、セールに出ていることもあります。定期的に販売されるパソコンが入れ替わっているため、ときどきチェックして見逃さないようにしましょう。
クーポンの配布などでさらに安くなったり、無料でグッズが受け取れたりといった特典があることもあります。お得な買いどきを見逃さないようにしてください。